RANDONNEUR PLUS PROJECT

RAAM直前配信 RAW0日目 チーフバカンスは一人でバカンス出発、ライダーとクルーは出国が危ういことになる

ライダーの落合です。

昨年6月に参戦したRAW、Race Across the Westのブログが完成しました!

何と10回分にもなってしまいました。

公開していきますので、よろしければご覧ください。

このタイミングでクラウドファンディングもしていますので、こちらもよろしければお願いします!

YouTubeもあります。

https://youtu.be/Fojq2T_lOBw

 

 

RAWについてはファンライド、Beyond magazine、オージーケーカブトのnoteでも投稿しています。

こちらでも振り返れます。

ファンライド:

落合佑介レポート/砂漠の1,500kmタイムトライアルレースRAW~最高の結果と見えてきた壁~(前編)

落合佑介レポート/砂漠の1,500kmタイムトライアルレースRAW~最高の結果と見えてきた壁~(中編)

落合佑介レポート/砂漠の1,500kmタイムトライアルレースRAW~最高の結果と見えてきた壁~(後編)

Beyond magazine:

砂漠の1,500㎞自転車レースを走った日本人。その先に見据えるものとは?【前編】

砂漠の1,500㎞自転車レースを走った日本人。その先に見据えるものとは?【後編】

オージーケーカブト:

ギネス記録の超ロングライダー・落合佑介さん(第1回)「アメリカ大陸1500㎞レースへの挑戦」

ギネス記録の超ロングライダー・落合佑介さん(第2回)「アメリカ西海岸1500㎞レースへの挑戦」~長距離を走る準備とは~

ギネス記録の超ロングライダー・落合佑介さん(第3回)「アメリカ西海岸1500㎞レースへの挑戦」~走行編(前編)~

ギネス記録の超ロングライダー・落合佑介さん(第4回)「アメリカ西海岸1500㎞レースへの挑戦」~走行編(後編)~(最終回)

 

 

 

 

0日目

出発までには、入念に忘れ物がないかをチェック。

日本では手に入るものもアメリカでは難しい。

さらに円安が追い打ちをかけて、とても高かった。

出国時点で1ドル135円だったので、日本での準備は必要だった。

と言っても搭乗予定の飛行機には1つ23㎏という重量制限があるので余分に多く持っていけないが、できる限り減らしつつ、準備をした。

 

 

 

 

 

 

 

出発前夜にトラブルが発生した。

渡航に関して、渡航書類をオンラインチェックインで2週間前に提出していた。

前日午後9時に送られてきたANAのメールには、

 

 

 

 

 

 

快復証明が認められない可能性はメールが送られてくる前から感じており、早々に問い合わせをしていた。

自治体に確認するも、発行される快復証明は書式が決まっていた。

PCR検査で陽性が確定した病院は、外来患者には証明を発行していなかった。

ANAが快復証明を認めてくれる以外に思いつかなかった。

問い合わせをするが、海外渡航に関する問い合わせは、毎日何時間もつながらないので確認ができなかった。

そして、前日夜に快復証明不備のメールが届いた。

 

ライダーが搭乗できないと、DNSするしかなくなる。

ここまで一緒に準備を進めてきたRPPの仲間に申し訳ない。

フライトまでに間に合い、陰性証明が当日発行可能な場所を探した。

ロサンゼルスに発つ成田空港や、東京に向かう関西国際空港はない。

羽田空港にはあるが、成田空港に向かう電車のことを考えると間に合うのかどうかわからない。

行く予定のない伊丹空港で7時の受付があった。

既に出発の数時間前だったが、関西国際空港まで送迎をしてくれるBECKONの野村さんに連絡。

出発時間を早めてもらい、伊丹空港へ向かうことになった。

 

 

 

 

 

午前7時にエキスプレスPCR検査を受ける。

陰性で良かった。

感染後、しばらく陽性結果が出る人もいることは知っていたので、陽性となれば保健所との相談をしなければならなくなるところだった。

 

節約を心掛ける予定であったが、早速PCR検査代1万円と余分に走ったガソリン代を失った。

私自身も、モバイルバッテリーを輪行箱の中に入れてしまうという失態を犯し、迷惑をかけてしまった。

 

 

 

 

急遽の時間変更も、いやな顔せず送迎してくれたウォーリー(BECKON 野村さん

今回も信頼のBECKONにてバイクの整備を担当していただきました。

 

 

 

 

 

同行予定だった森脇チーフは、2日前にロサンゼルスに向け出国していた。

私をエスコートせずに、一人バカンスを楽しんでいるのだ。

キュービクルのバイシクルポーターDE ROSAを運んで無事に着いていることと一緒に、ピザとビールを食べている写真が送られてきたのだ。

これで私が無事に到着すれば、出走できることになる。

 

羽田空港から成田空港までの移動が追加。

電車は乗り換えなしで混雑しなかったので、節約できるのであれば、ありだと思って購入していた。

 

成田空港ではまず、日本円をドルに変更。

アメリカはクレジットカードが主流で現金はほぼ使わないと聞いていた。

不測の事態用とさらに円安が進むとの予測もあり、多めに換金してみた。

そして、5時間も前に到着して遊んでいるであろうクルー2人を探す。

 

 

 

 

 

遊んでいた割にはスマホに必死な2人を発見。

今回はエア・カナダでバンクーバーを経由して、ロサンゼルス空港に向かうクルー。

アメリカもそうだが、カナダに行くにもエスタの事前登録が必要だった。

カナダ版には登録をしていなかったとのことで、チェックインカウンター前まで来てチェックインできなかった。

アメリカのエスタ登録の返事は数日かかったのだが、カナダは当日無事にできるのか。

 

 

 

 

 

荷物の多い私は、少しでも減らすために、直前に届いたSUNVOLTのTシャツとジャージを手渡す。

今回の私のジャージは

S-RIDE PROパフォーマンス半袖ジャージ

S-RIDE クールメッシュジャージ

S-RIDE PRO パフォーマンス ビブパンツ

S-RIDE スリムウインドブレーカー

S-RIDE アクセスベスト

さらに、

RPPオリジナルデザインのレインベスト

も準備していただいた。

夏は、以前からほぼクールメッシュジャージを使用していたので、通気性が砂漠対策として役に立ったのは間違いない。

ほぼ砂漠地帯を走るため、レインウェアの出番はないと思っていたのだが、着用する展開となった。

ゴール直前、真夜中のデュランゴへのくだりは、スポンサーへのアピールとしてロゴ入りレインウェアを選択できたことはとても良かった。

 

 

 

 

 

クルーと一旦合流したものの、ロストバゲージ、破損対策から私は信頼のある日本の航空会社ANAを選択している。

そして、私自身もクルー同様出国については、問題を抱えていたままだった。

関西国際空港では、成田空港の職員と連絡を取り合っていたようで、おそらく大丈夫とは言われていた。

その言葉通り、提出した書類は何ら問題なく、スルーされた。

午前9時に”渡航書類の確認が完了しました”というメールが届いていたことを後々知ることとなった。

 

チェックイン手続きを終えると、カナダのエスタ登録を終えたクルーとも合流できた。

森脇チーフがバカンスに行ってしまい、クルーはエスタ登録を忘れ、ライダーは渡航書類不備だったが、全員出国手続きまで終わらせることができた。

 

 

 

フライトの無事を祈り、エチゴビールFLYING IPAで乾杯した。

 

森脇チーフがバカンスでいないので、再び一人になりANAの乗り場へ。

 

 

 

 

機内くつろぎグッズは全てgrupettoサコッシュ RAW verの中にひとまとめ。

今回発売しているRAAM verをご購入いただいている皆様、ありがとうございます。

 

 

 

 

ANAではマスク着用をお願いされており、全員が装着している。

海外の航空会社では装着しない場合もあるが、ANAは徹底していた。

私は、2ヶ月前に感染していたため、感染リスクはかなり低い状態であった。

しかし、ライダーが感染しては、元も子もないため、感染症対策は実施されていた方が安心だ。

 

ロサンゼルス空港までのフライトは10時間。

時差ボケ対策が必要だ。

レースでは、睡眠時間を削って走る計画を立てている。

レースへの準備はもう始まっているのだ。

機上ではどんなに眠たくても、睡眠なしで乗り越える予定をしていた。

幸い、普段見ない映画が面白くて、眠たくなることもなかった。

 

つづく