RANDONNEUR PLUS PROJECT

【イベント参加報告】HAT減災サマー・フェス「こいでまわして自転車発電チャレンジ!」

2022年8月27日、「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」主催、HAT神戸の地域交流イベント「HAT減災サマー・フェス」にRANDONNEUR PLUS PROJECTとしてイベント参加してきました。
 「HAT減災サマー・フェス」自体は地域イベントとして、毎年実施されていましたが、ここ二年、コロナ禍もあり、オンラインでの開催でしたが、今年はようやくリアルイベントでの開催となり、RANDONNEUR PLUS PROJECTメンバーも張り切って出展してまいりました。

【防災と自転車について考えよう!として、今回の企画を検討】

この企画はサイクリストとして、防災に絡めた内容で、HAT神戸地域の子供から大人まで楽しめる事って何だろう?から考えました。
最近はコロナ禍でリアルイベントも少ない中、ひたすらローラー台で無駄にエネルギーを使っているサイクリストも多いので、そのエネルギーを何かにって思い付きから、自転車で発電!という安易?な企画です。
パワーメーター付けていたり、Zwift(バーチャルローラートレーニングアプリ)等で自分のFTP(Functional Threshold Power/1時間維持できる最大出力)を測っているサイクリストもいるでしょう。1時間200W程度の出力が測定上はあったりしませんか?
では、折角なので、その出力を無駄にせず電気に変換してみようと、試行錯誤を繰り返し、クルマ用の発電機(オルタネータ)を自転車へ接続して、その回転エネルギーを12Vのクルマ用の電流に変換、インバータで100Wの一般電源にする装置を用意しました。

 夏休みの最後の週末、お天気も良く、残暑厳しい中、RANDONNEUR PLUS PROJECT企画イベント「こいでまわして自転車発電チャレンジ!」を人と防災未来センター南側の広場で実施。
自転車発電イベント(HAT神戸サマーフェス)
自転車発電イベント(HAT神戸サマーフェス)
 イベントブースでは、子供用と大人用の2台の自転車を用意し、子供用は電球を点す装置を。大人用には同じく変換した電気でラジオを鳴らす装置を用意。
子供用の自転車の前かごの上にコンセントをつけて、そこに電球を差し込み、ペダルを漕ぐと目の前の電球が点いて、子供たちが喜ぶ姿が中々微笑ましく、まだ小さくてあまり上手に漕げない子供もスタッフが補助してペダルを回し、小さな灯が点くのを不思議そうに見てるのは印象的でした!
大人用装置はラジオがなるようにしていたのですが、これが曲者。ある一定の回転数まで上がらないと電流が流れない仕組み。最初の漕ぎだしが意外と重くてパパたちの挑戦が続きましたが、なかなかラジオから音声が流れるまで一苦労。音声が流れても維持するのはムリ~って声も。
 プロジェクトメンバーもイベント盛り上げるために頑張って漕いでラジオ鳴らして頑張りました!
2~3分が限度でしたが・・・私は残暑厳しい中、汗をかき過ぎて両太ももが攣るハプニングも。
そんなこんなで頑張ったかいもあり、2時間半のイベント時間で、子供100名以上、大人20名程が、実際に自転車発電チャレンジしてもらえました!
 今回用意した装置では電球を点灯したり、ラジオ鳴らして、実際の電気を自転車で作ってみました。
しかしながら、実は、発電量に関しては動力伝達、変換効率の問題からせいぜい、スマートホン数%充電できる程度が現実でした(汗・・・)。でも、今回のイベントで自転車ペダルを回す楽しさが、電気って見える形で表せて、イベントとしては皆に楽しんで貰えたかなーと。
自転車は、移動手段としてはすごく効率のいい乗り物であり、交通路が分断された阪神淡路大震災でも、私自身が鉄路復旧に自転車で尽力した経験もあります。今回のイベント企画で少しでも防災と自転車について考える一助になれたのでは無いかと。
 イベント最後の「ひとぼうステージ(同時Live配信)」では、私と事務局長片山さんでステージに上り、RANDONNEUR PLUS PROJECTの紹介と日本縦断ギネスチャレンジ、今回の自転車発電イベントのお話をさせて頂きました。youtubeアーカイブのリンクは下記のとおりです。ご笑覧頂けましたら幸いです。
RANDONNEUR PLUS PROJECTでは他にも自転車が防災の観点から役に立つ道を今後もいろいろ模索して、楽しく!明るく!イベントに参加していく意気込みです。
今回のイベントをきっかけに様々な人に「自転車発電」や「自転車で防災」を体験してもらおうと、メンバー一同悪だくみ?を今後も考えていきます!
矢田 博之