RANDONNEUR PLUS PROJECT

日本縦断ギネスチャレンジ Vol.2 本州ステージ

Last Updated on 2022年1月8日 by TONSHONaoto

ライダーの落合です。

ゴールしてからいくらか経ってしまいましたが、投稿いたします。

まずは、RPP日本縦断ギネスチャレンジに参加、協力、声援頂き誠にありがとうございました。

今回のチャレンジは色々な経験することができました。

全てを語りつくせないほど、濃厚な136時間半、オンライン会議やゴール後を含めると何時間になるかわからないほど長期間になりました。

 

今回はスタートからゴールまでをライダー目線で、いつものようにお届けします。

既に掲載されているシクロワイアードファンライド、ギネスクルーのブログ(ばっきーさんBECKON)と共にお楽しみください。

 

 

DAY1

 

 

九州側の人道トンネル入口で待ち構えていた森脇さんから靴とお金、補給食を受け取ります。

サポートカーが追い付けない事態も考慮して、おこづかい500円を持たされました。

本州ステージのスタートは、人道トンネルに潜って地上に出てからのため、ゆっくり18分歩きました。

休憩時間が少ないですので、徒歩で歩いているとはいえ、ペダリングで使う筋肉を休ませます。

20時45分、本州ステージのスタートです。

※今回は近畿までお伝えします。

 

 

スタート前に、本州ステージのコースはこちら 日本縦断②関門~小浜

 

 

コース説明はありません。

いつもならブルベで登場する片山先生の説明ですが、今回はブルベではありませんのでなしです。

これを片山先生が閲覧され、説明文が送られてきたら追記します(笑)

 

 

走行プランは

さんいん1300で走り慣れた国道2号線を軸に走行し、周南市で走行24時間目を経過します。

早朝、若しくはできるだけ早めに、広島市に到着がDAY2の目標です。

ややこしい道が多く、交通量の増える通勤時間前には、本州ステージ200㎞、広島市を抜けてしまいます。

広島市内を通過すると、ブルべにおける距離、600㎞を超えます。

朝の5時、走行28時間、グロス21.8km/hを予定しました。

AJ広島AJ岡山のブルべでよく走行している道を走り、夕方には近畿地方に突入します。

2回目のサポートクルーの交代が予定されました。

京丹波町では1000㎞を超え、走行48時間、グロス21㎞/hの予定です。

1041㎞地点、本州ステージの数少ない峠越え、京都府から福井県は堀越峠(RWGPS上では標高614m)です。

登りの中では緩やかで、速度を乗せて進むことができるとのことで選択されました。

 

 

 

 

九州側にも本州側にも、縦断ギネスチャレンジを応援に来て下さった方の姿がありました。

目標タイムが長時間すぎて、1秒を”争わない”日本縦断ギネス記録ですので、長居してしまいそうになりました。

別れの時はすぐに来てしまい、一人寂しく再出発です。

 

 

改めて、20時45分、1555㎞の本州ステージのスタートです。

 

 

 

 

近畿に住む私ですが、国道2号線はさんいん1300等で何度も走行しており、慣れた道です。

夜は道路状況も空いており、とても走りやすかったです。

日中にもデイライトを使用していた為、バッテリー交換が必要になりました。

電池残量を気にしたり、節約して光量を暗くせずに走れるのは楽ですね。

 

ここで威力を発揮してくれたのが、高視認性反射ベストのHI-VIZ ベスト(ネオンイエロー)です。

ライトを当てた時の視認性は、圧倒的ですね。

伸縮性が高くて、バタつきを抑えたシルエットは、タイトに着てもストレスを感じません。

カラーバリエーションが増えて、12月からは、お洒落なネオンオレンジを着用しています。

 

 

 

 

 

DAY2

 

 

スタートしてから24時間を経過した頃、531㎞地点の道の駅 ソレーネ周南に到着しました。

予定より少し早く、グロス平均は22.3㎞/hでした。

およそ18分の停車で、キャップやソックスを含むジャージ類全てを着替え、歯磨き、コンタクトレンズ交換をして再出発です。

縦断中は青森のフェリーまでお風呂に入れませんので、「臭い」と言われないように対策します。

 

 

 

 

 

 

サポートクルーにお願いしたことの1つ「補給食には、各地の美味しいパン屋さんを選んでほしい」と伝えていました。

九州ステージ、本州ステージからのサポートクルーも期待に応えてくれました。

 

 

 

補給食としては、持ち運びや食べにくさがありますが、アンチョビきのこのタルティーヌ美味しそうです。

 

 

 

 

パン屋航路は、尾道の駅近くです。

実は前々から気になっており、一度行ってみたかったお店でした。

写真を見ているだけで楽しいですね。

 

 

質問を受ける内容の1つに「走っている時に何を考えていますか?」があります。

ファンライドの記事にも返答しましたが、ここにも1つありました。

全国の美味しいパン屋を巡っているサポートクルーが、いつパンを渡してくれるかを心待ちにしながら走行していました。

自分の興味のあることをサポートクルーに押し付けましたが、楽しみを増やすことも、何かを考える時間を増やすことができますので、有効な方法かと思います。

 

 

 

 

補給食を続けてもう1つです。

広島県三原市では、ポプラ指定をされて”J1タイム”です。

到着すると弁当を渡され、撮影タイムです。

そして弁当はたけまささんに回収されました。

 

 

 

サポートクルーにお願いしていたことの1つ「ライダーを使って遊んでください」が実行されました。

”ポプ弁はサポートクルーが美味しくいただきました”

 

 

遊ばれているライダーですが、しっかりと恩恵を受けています。

 

縦断のスタート時間を午前1時に選択した理由でもありましたが、広島市内を通勤ラッシュと重なる前に抜け出したかったのですが、無事に朝の5時頃に到着しました。

ここでもう1つ気にしていましたのが、道順です。

 

 

 

市街地の道順や、バイパスが通行可能なのかどうかは、あまり自信がありませんでした。

そうした状況でサポートクルーが的確かつ、安全な場所で車から降り、道順を自ら示してくれる姿は、非常に頼れる存在でした。

たけまささん、AJ広島のみなさん、ありがとうございました。

 

 

 

 

倉敷市でのJ1タイムを終えて再出発すると、サポートカーが渋滞に巻き込まれてしまいました。

ドットウォッチをすると、30㎞は離れていたようですね。

500円以下の所持金、修理道具一切持ち合わせておらず、不安な気持ちで・・・

ということは全くなく、状況を理解していませんでした。

「交通量多いな~。サポートカーは長時間休憩してるのかな?」と思っていました。

後で聞くと、サポートカーはどうやって追い付くか、相当焦っていたようです。

 

 

 

 

 

兵庫県たつの市に到着しました。

833㎞、グロス平均21.7km/h、予定より24分貯金を作りました。

サポートクルーの交代が行われました。

なんと、赤ちゃん(両親付添)と犬(飼主付添)が加わりました。

ウルトラロングのライダーには癒しも必要なんですよね。

そして、何でも受入れる懐の深さが、サポートクルー総監督にも必要なんでしょうね。

 

 

 

 

加東市を走行中にはサポートクルーから、「直ぐに過ぎ去るが豪雨がくる」との情報が入ります。

進める所まで進もうと思って走行しましたが、急な豪雨に進むことを諦めました。

夜中に仮眠を取る予定をしていましたが、”過ぎ去る”という部分を考えて、仮眠を取ることにしました。

追いついてきたメインカーに収容されて、即仮眠を取りました。

 

 

 

 

残り距離:1646㎞

ギネス記録タイムリミット114時間27分