RANDONNEUR PLUS PROJECT

RAA ライダー現地レポート③

8月に行われたRAA(Ride Around Aomori)

RAAではRAAMと同様に、ライダーをサポートするためにクルーは車でライダーを追いかけます。一般のサイクリストで、サポートを受けながら走行する機会はそう多くないでしょう。今回はクルーとライダー、本番を見据えて試行錯誤しながらの走行でした。雨雲が去った後はいよいよナイトライドへ突入。ライダー落合とクルーの相性は如何に!?

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TS1~50kmまでは弱向風区間でした。

思うような速度を維持出来ませんでしたが、東向きの時だけと思い我慢です。

向風と対峙するときはいつも無駄に速度を維持せず、小さくなって進みます。

しかし、ストレスがかかる部分であることは間違いありません。

 

クルーもサポートに慣れてきたのか夜間に備えて出番も、対応する人数も少なくなりました。

今までは全員が出てきて写真、動画撮影されていました。

ヒーロー扱いされていましたが、一発芸人のような気持になります。

それでも要所を抑えてサポートを受けます。

要領がよくなったのでしょう。

 

上の写真は補給に大間のマグロが出てくると期待してましたが普通にボトルを渡されたの図です。

今回の青森では大間のマグロはお預けになりました。

 

 

TS2ファミリーマート東通り店に16:35着。

300㎞を10時間34分です。

JUCAのスタッフのお出迎えです。

後続全員を待たれるとのことです。

勿論反射ベストを受け取り、すぐに立ち去る…

 

 

 

いよいよ夜間に突入です。

リープフロッグからダイレクトフォローに変わります。

夜間のサポートカーは自転車の後ろ10m以内を走行し、車のライトでライダーを補助します。

常に写真くらいの距離感で照らされていました。

自転車にライトは1本しか装着していません。

光量は不十分ですが、車のライトがあれば問題ありません。

 

予定通り酸ヶ湯の登坂で暗闇になり、バイクチェンジです。

いつも先に準備されていましたバイクチェンジですが、ライダーが止まって、車が止まって、クルーが自転車を下ろして、ライダーが乗り換えて、クルーが自転車を積んで、ライダーと車が同時に出発となり、時間を要します。

 

車通りは全くと言って良い程ありません。

登坂区間ではライダーのペースに合わせて作戦タイムです。

登坂は頑張らないで登る癖を普段の練習で身につけていますのでコミュニケーションには問題ありません。

 

ここで初めて自分以外のライダーの情報を確認しました。

相手との差を知った上で自分のペースを守る練習も必要です。

RAAMではどんな相手が走るのか楽しみです。

 

やはり通信手段がないと会話が出来る区間が限られてしまいます。

日中も欲しいなぁ。その分クルーの負担は増えますが。

会話しない日々が続くとコミュニケーションに障害が出て、陰気な人になっていきます。

髪が長くなることと、会話が減ることで、とても陰気な人に変貌します。

 

 

酸ヶ湯直前では長時間照らし続ける車に遭遇しました。

煽り運転されていると思っていましたら、JUCAに追い付かれました。

温かく見守って頂いてました。

 

TS3酸ヶ湯には21:10着。

407㎞を15時間9分です。

私がブルベで基準としているのが1時間に25㎞ですので上出来です。

 

雰囲気の良い温泉施設でしたので、心の中でゴール地点に設定しました。

私のゴールは青森の健康ランドでは無くなりました。

クルーには内緒にしました。

 

今回使用したアパレルは全てSUNVOLT製でした。

ジャージはクールメッシュ半袖、反射ベストはHI-VIZ ベストをチョイスしました。

ジャージは蒸暑い梅雨時期から盛夏期に最適で、インナーを着ずにジャージを着ますのでフィット感が癖になります。

反射ベストは写真を見て頂けたら一目瞭然ですね。

手作業で貼り付けられているらしい反射素材は簡単には剥がれそうにありません。反射ベストとしては高価ですが、軽量ジャージの素材を使用しているので、ベストの着用による蒸れや暑さのストレスは少なく感じます。

前はファスナーになっていて、スライド部分が大きくて動かしやすいです。

脇の下に穴が開いており、バックポケットへダイレクトに手を突っ込み、物が取り出せます。

 

気温は10度以上あり、ジャージ1枚でも寒くはありませんでしたが、ウインドブレーカーを羽織ります。

標高1000mから下りの体温調整には体力が必要です。

無理せず体力を温存します。

 

下りからそのまま弘前市内の平地を暫く走りますので酸ヶ湯でバイクチェンジです。

私の小物準備不足もあり、付け替えをしました。

マシンに乗った瞬間出発しようとしてしまいますが、クルーは準備が出来ていません。

クルーの乗車待ち、一体になることが必要です。

ライダーだけでは成立せず、クルーとライダーで一組です。

 

夜の下りはドライバーと一体になって下るようにしました(車のライトを利用します)。

一体になれなかった瞬間に小動物が飛び出しました!!が、危険回避に成功しました。

前は小動物、後ろは車です。

後ろはクルーを信頼して‥‥もう動物とぶつかることは2度と御免です。

 

そしてこの後まさかの展開が…

 

 

 

つづく