RAAM直前 RAW振り返り 9日目 アメリカ最長移動
ライダーの落合です。
昨年6月に参戦したRAW、Race Across the Westのブログが完成しました!
何と10回分にもなってしまいました。
公開していきますので、よろしければご覧ください。
このタイミングでクラウドファンディングもしていますので、こちらもよろしければお願いします!
YouTubeもあります。
RAWについてはファンライド、Beyond magazine、オージーケーカブトのnoteでも投稿しています。
こちらでも振り返ります。
ファンライド:
落合佑介レポート/砂漠の1,500kmタイムトライアルレースRAW~最高の結果と見えてきた壁~(前編)
落合佑介レポート/砂漠の1,500kmタイムトライアルレースRAW~最高の結果と見えてきた壁~(中編)
落合佑介レポート/砂漠の1,500kmタイムトライアルレースRAW~最高の結果と見えてきた壁~(後編)
Beyond magazine:
砂漠の1,500㎞自転車レースを走った日本人。その先に見据えるものとは?【前編】
砂漠の1,500㎞自転車レースを走った日本人。その先に見据えるものとは?【後編】
オージーケーカブト:
ギネス記録の超ロングライダー・落合佑介さん(第1回)「アメリカ大陸1500㎞レースへの挑戦」
ギネス記録の超ロングライダー・落合佑介さん(第2回)「アメリカ西海岸1500㎞レースへの挑戦」~長距離を走る準備とは~
ギネス記録の超ロングライダー・落合佑介さん(第3回)「アメリカ西海岸1500㎞レースへの挑戦」~走行編(前編)~
ギネス記録の超ロングライダー・落合佑介さん(第4回)「アメリカ西海岸1500㎞レースへの挑戦」~走行編(後編)~(最終回)
9日目
怒涛の3日間が終わり、疲れ果てた4人の朝は早い。
RAAMのコースを下見しながら、空港のあるデンパーまで移動する必要があるのだ。
アメリカに来て1日最長の600㎞をレンタカー移動をする。
レース中に使わなかった大量の水や、もう使用する必要がないものなどを整理整頓をする。
私の動きはぎこちないがお手伝いしつつ、進める。
朝食を食べて出発だ。
今日はドライブなのだが、気が付くとハンガーノックになっていることがある。
道中は昨日夜食として買っておいたポテトチップスを、補給食として食べながら移動する。
走っている途中は食べにくく、べたつきやすいものを選んでよいのだ。
道中にはRAAMのライダーを見かける。
私が走っていたら24時間近く差が付いていることになっていただろう。
2023年の挑戦を見据えると私がゴールする前に、RAAMのライダーは2人デュランゴを通過していた。
先頭とは2時間、もう1人は15分差だった。その後ろとは6時間空いていた。
私の走り方がRAAMを見据えた走り方ではなくなってしまったため、比べにくいのが残念だが、表彰台圏内の可能性があったかもしれない。
ここのあたりのライダーたちは元気な人、ずっと下を向いている人等様々だ。
来年の私はどうなっているだろうか。
下見のメインイベントは、RAAM最高地点3300mのウルフクリーク峠だ。
デュランゴから幹線道路のような道を140㎞走った先が頂上になる。
緩やかなアップダウンを繰り返しながら、15㎞で1,000mのぼる。
イメージはできた。
気温の方が問題だろう。
砂漠ではない、3,300mの標高だ。
日中でも肌寒い。
ライダーが到着すると、RV車に入って行って長い時間休憩している。
いや、ここはそのままくだらないと寒くなってしまうだろう。
このあと15㎞で800mは下り、気温も低かったので、身体の暖かいうちにくだる方がダメージが少ない。
私の場合は、下り終わってからか、そのあと暫く走って疲れてからの休憩だなと思った。
ライダー、チームによって戦略は様々なのだろう。
RAAMに参加しているRV車の中を見せていただく。
RAAMでは1台は使用したい。
サポートカーとして私の後ろに着くことはできないが、クルーの移動式ホテルとして利用したい。
休憩時間を快適に過ごせるだろう。
道中ではポテトチップスだけでは足りずハンガーノックに陥る。
デル ノースという町のBoogiesでハンバーガー。
そして、下見の続き。
突然の豪雨。
鉄補給。
7時間かけてデンバーのモーテル6へ到着した。
そして、あの約束を叶えてもらうべく、アウトバックステーキハウスへ。
一番大きなTボーンステーキをおごっていただく。
1,600㎞のレースを頑張った褒美だ。
帰国したら神戸牛も待っているので楽しみにしていたが、まだ叶えられていない。
大きなステーキを食べても、ハンガーノックの恐怖が残るため、スーパーでドーナツを購入する。
今回は食べなかったが、来年のレース中に食べても良い物かどうなのか味見をしておく。
今宵も軽く宴が行われ、就寝した。
翌日は自転車のパッキング、お土産を購入、帰国のためのPCR検査というゆるい予定だ。
寝る前にスマホからおかしな通知が流れて、不安を覚えたが睡眠を優先した。
つづく